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銀兵衛の漫才は”小松”ではなく”あゆむ”を見るべきだ

考察記事

プロフィール

コンビ名:銀兵衛

個人名:小松 海佑:あゆむ

事務所:マセキ芸能社

(↓プロフィールやネタについてはコチラで詳しく紹介している)

マセキの漫才イズム

マセキ芸能社にはナイツをはじめ三四郎モグライダーなど数々の漫才師がいる。しかもマセキに所属する漫才師は、ほとんどコント漫才ではなくしゃべくり漫才をしている。

(マセキ芸能社のオーディションではコント漫才は通らないとされていて、ピン芸人の寺田寛明がnoteで「裏情報ですが、漫才コントは受からないです。」と発言している。(参照:https://note.com/teradann/n/n909320084ac8)←このnoteはマセキの事務所ライブのシステムを事細かに説明しているのでぜひ読んでほしい。)

そんな数多くの漫才師が所属するマセキ芸能社で、人気急上昇中の漫才師が2組いる。


まず1組目は赤もみじ

赤もみじは業界の注目度も高く、「ネタパレ」や「ヒルナンデス!」にも出演し、お笑い好きのアーティストであるスカートの澤部やchelmicoのmamicoも太鼓判を押すなど徐々に知名度を上げている。さらにニッポン放送の正月特番では、見事に結果を残し「オールナイトニッポン0」の単発特番も成功させ勢いに乗っている。(「まんじゅう」で炎上しちゃったけど)

赤もみじは「阪田ベーカリーが提供した話題について村田がMAXでぶちぎれる」という漫才スタイルが特徴的だ。阪田とのやり取りで怒りのボルテージをどんどん増長させ、1つのテーマをこれでもかと罵倒する。その罵倒の隙間にところどころ”偏見”や”例え”を紛れ込ませ笑いを誘うのがとても上手い。M-1グランプリ2019でも準々決勝まで進出した実力者だ。

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そしてもう1組が今回紹介する銀兵衛だ。

銀兵衛の”熱弁漫才”

銀兵衛ももちろん「しゃべくり漫才」の系譜を受け継いでいる。しかし、今までの「しゃべくり漫才」をぶち壊すようなスタイルを発明した。

それが「熱弁漫才」だ。

銀兵衛『メイド喫茶』

基本的に小松が一方的に喋るだけの漫才。いや、客席に向かって語りかける漫才。それなのに、笑いを量産している。横の関係をほとんど放棄し、縦の関係でお客との一体感を生み出し笑いに変えている。

銀兵衛は偏見と共感の間のテーマやワードを見つけるのが抜群に上手い。

昨年、M-1グランプリを優勝したミルクボーイも、1つのテーマを偏見と共感の間のワードで広げていくスタイルだった。銀兵衛はそれに通ずるところがある。

他のネタでもこれを遺憾なく発揮している。

銀兵衛『バナナ好き』

大事な人はバナナって言わない

さすがにDoleに訴えられかねないぞ、と思うくらいの偏見の塊を漫才でぶつけてくる。
バナナに一切非はないのにズバズバとバナナ好きを独特な偏見で切っていく。

ここまで熱く語られると変に説得力が出てくるが、もちろん学術的根拠は一切ない。ショーン・Kぐらい怖い。

他にもこんなテーマがある。

  • パン屋の店員は笑っている
  • 反抗期の無いラーメン屋はこだわりがない
  • LINEやってるおばあちゃんには敬意を

新進気鋭のことわざ】みたい感じになっているが、無茶苦茶な偏見にも関わらずどこかわかるような気がする。分からない人は一切分からないネタだとは思うけど。

銀兵衛は赤もみじと同様、1つのテーマを深く掘り下げそこに偏見や例えを織り交ぜて笑いを取っている。しかし、赤もみじと決定的に違うところがある。それは、偏見100%で突っ走っていくということだ。

もちろんそんなことはないことを、熱血教師並みの熱量で押し通してくる。舞台を広く使って、熱く1つのテーマを説いていく。【キモめのジョブズ

ネツベン×ト×チンチャク

この漫才スタイルを見た誰もが、熱弁を振るう小松の方を注目するだろう。

しかもこれだけ見ると、危うく「もしかして…上手側の人…いらないのでは…」と思ってしまう人もいるかもしれない。

ただここであえて”あゆむ”の方をよく見てみよう。

“あゆむ”に注目して見よう!!

あゆむの凄さに気づいてほしい!!

あゆむのここが凄い!! 

・【待ちの姿勢】

先ほども挙げた「メイド喫茶」のネタでは小松が熱弁してる間、あゆむはほとんどしゃべらない。

  • 銀兵衛です。高校の同級生でコンビを組んでます。28
  • うん2
  • キモイね4
  • キモーい3

前代未聞の【37文字漫才】を達成している。

漫才師でここまで沈黙を守れるのは相当な技術だ。

さらに待ちの表情が完璧。話が終わるのを待つだけでなく、しっかりと「嫌がってますよ」という笑いを誘う待ち方をしている。

あゆむ先生さすがです!!

ただ、この動画だけ見てしまうと、文字数的にサボっているのではないか?という見られ方をされてしまうかもしれない。

しかし、私たちのあゆむ大先生はそんなもんじゃない。

・【ワンポイントリリーフ】

ここで注目してほしいのは、要所要所にある小松との掛け合いだ。

銀兵衛は「熱弁漫才」のスタイルを取っているため、他の漫才師に比べ掛け合いの頻度が少ない。

しかし、その少ないやり取りであゆむは的確に小松の熱弁を加速させている。

絶妙に的を得ていない反論

少しだけズレている価値観

謎のギャグ

少ない文字数ではありながら、3つも高等な技術を取り入れちょっとだけイラッとされる演技を完璧にこなしている。これが出来るのはあゆむ大先生だからと言っても過言ではない。火に油を注ぎまくる重要な役割を果たしている。

・【クレイジー】

銀兵衛『Gカップ初詣』

サムネイルからでも十分伝わっているとは思う。

度々あるのだが、独特の理論を展開していく小松の【クレイジー】を上回るように、あゆむの【クレイジー】が最後に爆発する時がある。このスタイルの漫才であゆむが大オチを任されている。
これはコンビ間で、やはり銀兵衛のメインは”あゆむ”だという共通認識を持ってネタを作っているに違いない。

おわかりいただけただろうか。

だからと言って、「あゆむだけを見ろ」というわけではない。

熱量で押す小松と沈着に見つめるあゆむ

この二人だから生み出せる【『静』と『』のコントラスト】が銀兵衛の良さなのだ。

(文:つちへん)

コメント

  1. […] 銀兵衛の漫才は"小松"ではなく"あゆむ"を見るべきだプロフィールコンビ名:銀兵衛個人名:小松 海佑:あゆむ事務所:マセキ芸能社マセキの漫才イズムマセキ芸能社にはナイツをはじ […]

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