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TBSのネタ特番『ザ・ベストワン』が高評価だった5つの理由【感想・考察】

感想・レポ

『ザ・ベストワン』

2020年3月15日にTBSで3時間にもわたって放送された大型ネタ特番「ザ・ベストワン」

SNSで「ザ・ベストワン」の感想を見た限りは大成功に終わったように思うし、今まで見てきた中で最高と言ってもいいほどの大型ネタ特番だった。

今回感想を書くにあたってさまざまな角度からよかった点を書こうと思ったのだが、よかった点が多すぎて上手くまとまらないので箇条書きの要領で感想を書いていくことにした。

「ザ・ベストワン」が高評価だった理由は大きく分けて5つある。

1.芸人のバランス

本ネタを披露したのは計17組

  • アンガールズ
  • EXIT
  • かまいたち
  • スピードワゴン
  • 東京03
  • どぶろっく
  • とろサーモン
  • 中川家
  • ニューヨーク
  • NON STYLE
  • 博多華丸・大吉
  • 爆笑問題
  • ハナコ
  • ぺこぱ
  • ミキ
  • ミルクボーイ
  • ロバート

安直に視聴率が取りやすい勢いのある第7世代を乱用するのではなく、【勢いの若手】【話題性の中堅】【安定感のベテラン】と17組を完璧なバランスでキャスティングしていた。

漫才11、コント5、歌ネタ1とネタのジャンルのバランスもよく、老若男女問わず楽しめる番組になっていた。

2.コンセプト

今回の「ザ・ベストワン」のコンセプトは今一番見たいベストな芸人が“ベストワン”のネタを披露というもの。

これは単に「番組に指定されたベストネタを披露」ということではなく、「それぞれがベストな状況でできるように今一番やりたいネタをしてもいいですよ」という芸人を信頼した提案が裏に隠されている。

これによって、EXITが新ネタを披露したり、博多華丸大吉が昔のネタをやってみたり、東京03が単独のネタを披露していたりと全組が番組のコンセプトにそった「それぞれのベストワンなネタ」を披露していたように思う。

スタッフ側が芸人を信頼してこそのコンセプトだった。

3.今田耕司と笑福亭鶴瓶の手腕

「ザ・ベストワン」の成功の立役者はやはりMCの今田耕司と笑福亭鶴瓶だろう。

数々のネタ番組でMCを務めている今田耕司は芸人のネタ披露後のコメントが抜群に上手い。

そのネタのどこがよかったのか?だけでなくネタ中のセリフを用いてボケるネタ自体にツッコむ芸人のパーソナルな部分をいじるなどありとあらゆる角度で観客を盛り上げる。

これにより、ネタを見終わった後の余韻がより一層気持ちよくなる。

そして笑福亭鶴瓶は話の展開が達者すぎる。

「ザ・ベストワン」ではネタを披露しMCが進行するだけでなく、ネタを披露した芸人2組を呼んでMCと一緒にトークするコーナーや、アンケートから芸人を掘り下げるコーナーが設けられていて、鶴瓶は話題を供給し、ほどよいタイミングで合いの手を入れて話を膨らませていた。

「ベストワンミニッツ」ではほとんどの芸人にコメントしているなど芸人に優しい今田耕司と笑福亭鶴瓶のそれぞれの良さが前面に出ていた。

4.ネタ番組の詰め合わせ

「ザ・ベストワン」の総合演出は共同テレビの藪木健太郎が担当している。

藪木健太郎は元々フジテレビに入社し「笑う犬」や「爆笑レッドカーペット」「爆笑レッドシアター」など数々のヒット番組を担当。

その後は「〇〇もんシリーズ」や「THE MANZAI」そしてあの「ENGEIグランドスラム」といったネタ番組を立ち上げたバラエティ番組のレジェンドと言っても過言ではない名テレビマンだ。

そして共同テレビに出向した藪木健太郎がTBSと組んだことにより演出にお笑いファンが嬉しい仕掛けが仕掛けられていた。

舞台が2つある→笑いの王者が大集結!ドリーム東西ネタ合戦(TBS)
漫才の登場→お笑いDynamite!(TBS)
回転いす→爆笑レッドシアター(フジ)北野演芸館(TBS)キングオブコント(TBS)
モニター、ネタ前VTR→ベストパフォーマンス(TBS)
ショートネタ、可動式床→爆笑レッドカーペット(フジ)

しかもMCが今田耕司ということもあって、「ベストワンミニッツ」といってネタが始まる部分が「カムバックレッドカーペット」と被り勝手に興奮しまった。

TBSとフジのいいとこどり。

5.ベストワンミニッツ

今回、特に凄いと感じたのは本ネタとは別に設けられたコーナー「ベストワンミニッツ」

若手芸人を中心に1分間のショートネタを披露していくコーナーなのだが、キャスティングがお笑い好きでも驚くようなメンバーだった。

  • さや香
  • くらげ
  • 信野岳夫・金原早苗
  • ソロデビュー’s
  • アマレス兄弟
  • てんしとあくま
  • グータン
  • ロングロング
  • キャツミ
  • 松浦景子
  • 3時のヒロイン
  • ネイチャーバーガー
  • 白桃ピーチよぴぴ

計13組。

完全に「オールザッツ漫才」と「あらびき団」の延長のようなメンバーだが、先ほど紹介した総合演出の藪木健太郎が2~3週間かけて大阪と東京でネタ見せを行い有名、無名問わず面白くてインパクトを残せる芸人だけを集めたというガチガチの選考。

正直ソロデビュー‘sやグータンは見たことが無かったがどちらも面白く、一発芸やショートコントに偏りがちなシステムの中にもロングロングやネイチャーバーガーといった漫才師も混ざっていて新たな発見の場として最高の選考だと思った。


参考記事(藪木健太郎のインタビュー)

ENGEI×キングオブコントの化学反応 TBS大型ネタ特番『ザ・ベストワン』の狙い https://news.mynavi.jp/article/20200313-bestone/

今田耕司、ネタ番組MCに引っ張りだこの理由 抜群の解釈力・記憶力・反射神経 https://news.mynavi.jp/article/20200315-imada_neta/

もう一度みたい

その他にも「セットの統一感」や「水原希子めっちゃ笑ってくれる」など大型ネタ特番として褒める部分は多々あった。

TBSのネタ番組はあまりイメージが湧かなかったが、4月には「史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2020」が復活し、TBSのネタ番組が徐々に盛り上がってきている。

「ザ・ベストワン」はまた放送してほしい。

(5月8日(金)の19時からTBS系で「ザ・ベストワン」の特別編が公開されるので改めて見てほしい)

あとは「キングオブコント」がよくなればいいのだが…

(文:つちへん)

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